川越市消防団女性団員は、平成16年(2004年)4月に防火広報活動強化を目的として活動を開始しました。女性のやさしさ、思いやり、きめ細やかさを最大限に発揮して、市民の皆様と接することを心がけて活動しています。女性団員は火災現場への出場こそしないものの、AEDの使用方法を含めた心肺蘇生を指導する救命講習の実施、小学生などを対象とした紙芝居や寸劇を用いた防火・防災教室の開催、火災予防運動期間に行う広報活動などソフト面に重点を置いた活動を展開しています。
女性団員は、大きく2つの班に分かれてそれぞれが責任を持った活動をしています。
「救命講習班」
救命講習班では、応急手当普及員の資格認定を受けた団員が、普通救命講習や地域で行われる防災教室等において、参加する市民のみなさまの目的やレベルに合わせた心肺蘇生法やAEDの使用方法、異物除去、止血法などの講習を行っています。
いつ起きるかわからない災害や事故に備えて、一人でも多くの市民のみなさまに応急手当の知識と技術をお伝えすることができるように指導法の勉強会へ参加するなど日頃からスキルアップに努めています。
「防火啓発班」
防火啓発班では、幅広い年代の市民のみなさまに火災予防の大切さや住宅用火災警報器の必要性をお伝えし、「自分の命は自分で守る」という意識を広く認識していただくため、川越市内のイベントや地域行事で防火教室を開催したり、内容をより分かりやすく理解していただけるよう寸劇や紙芝居などを上演したりし、防火・防災意識の向上につながる活動を行っています。
消防団員としてみなさまに伝えたいメッセージをどのような形でお伝えしたらよいかを考え、短時間の防火教室でも上映できる啓発寸劇DVDを作成したり、小さなお子さまにも興味を持ってもらえるようバルーンアートの習得も行っています。
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