熱中症にご注意を

 

 川越地区消防組合管内(川越市・川島町)において、昨年(令和4年)4月1日~10月2日の間に救急搬送された方は243名でした。
 次表は今年5月1日から熱中症で救急搬送された傷病者数です。
 

 傷病程度別搬送人員数(令和5年)
                                   

月日・傷病程度 死 亡 重 症 中等症 軽 症
 5月1日~5月31日    0 0 7 8 15
6月1日~6月30日   0 24  34 
7月1日~7月31日   0 50  91  143
 8月1日~8月31日  0 24 75 99
 9月1日~9月30日  0 8  32 40



 年齢区分別搬送人員(令和5年)
                                      

 月日・年齢区分 7歳未満 7歳以上
~18歳未満
18歳以上
~65歳未満 
65歳以上   計  
 5月1日~5月31日  1 2 10 15
 6月1日~6月30日  2 5 12  15  34 
7月1日~7月31日  0 16 41  86  143 
8月1日~8月31日  1 11 41  46  99
 9月1日~9月30日  0 3  18 19  40




熱中症とは ~ときには死に至る場合も~

 
 熱中症(熱射病・日射病・熱疲労など)は、高温多湿の環境下において体温を下げるための汗が蒸発しないため、皮膚からの放熱ができず、体温調整ができなくなることが主な原因で発症し、気分不快、吐き気、頭痛、めまい、けいれん、筋肉の痛みなどの症状が生じ、ときには死に至る場合もあります。



熱中症にならないために ~体温を上げない~



○暑い日の外出や運動は避ける
 特に睡眠不足や風邪など、体調不良のときは体温の調節機能が低下しています。
○直射日光を避け、体温を上げない                     
 外出時は帽子をかぶる、日傘をさすなど、直射日光を避けるとともに、通気性の良い衣服を着用し、体温が上がらないようにしましょう。
○水分及び塩分の補給
 大量の発汗により、水分とともに塩分も失われます。薄い塩水もしくはスポーツドリンクをこまめに飲みましょう。
○過度な節電対策はしない
 過度なエアコン使用抑制は熱中症の危険性を高めます。適切なエアコン使用による温度管理をしましょう。
○室内・車内でも熱中症は発生します
 通気の悪い室内や車内では室温も上昇し、熱中症の危険も高まります。
○子どもや高齢者の方は特に注意が必要です
 体温調節がうまくできずに熱中症になるケースが多く発生しています。



熱中症になってしまったら ~体温を下げる~


●涼しい場所に移動する
 高温多湿な環境から冷房の効いた室温や日陰などに移動しましょう。
●体温を下げる
 太い血管が通っている、脇の下や太ももの内側に冷たいタオルなどを当てることで、冷却された血液が循環し、体温も下がります。
●衣服を緩める
 衣服を緩めることで身体の緊張が和らぐと血液の循環が良くなり、体温を効果的に下げることができます。
●水分及び塩分の補給
 失われた水分及び塩分を補給するため、薄い塩水もしくはスポーツドリンクを少量ずつ数回に分けて与えましょう。


   症状が回復しない場合は医療機関に受診しましょう。
       また、意識障害がある場合は生命が危険な兆候です。
 応急処置を実施するとともに、ただちに119番通報し、救急車を要請してください。

 119番通報は「あわてず、おちついて、正確な情報」を通報してください。


熱中症予防情報


下記の機関の情報も、熱中症予防にお役立てください。
                              
総務省 消防庁 熱中症情報
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/fieldList9_2.html    

国土交通省 気象庁「熱中症から身を守るために」
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/netsu.html

環境省 熱中症予防情報サイト
http://www.wbgt.env.go.jp/
                              

            

お問合せ先
川越地区消防局救急課
℡049‐222‐0160

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