川越市消防団

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川越市消防団行政視察

「福島県 いわき市消防団・棚倉町消防団を訪ねて」
 
 川越市消防団(団長、副団長、分団長)は、平成24年9月6日(木)から9月7日(金)まで の間、東日本大震災による被害、震災時及び震災後の消防団活動の状況を視察するため、 福島県いわき市消防団並びに棚倉町消防団に1泊2日の行政視察を実施しました。
 
 

(1日目)

福島県東南部の太平洋沿岸の都市であるいわき市へ訪れました。いわき市消防団の編成は、団本部、7支団、47分団、327班で3,703名の団員で活動しています。いわき市は、昨年の東日本大震災では、地震の揺れと共に伴う津波被害に見舞われ、さらには原発事故による自主避難が行われました。

 研修は、始めにいわき市消防本部で行われ、いわき市消防団強口消防団長に挨拶を頂き、続いていわき市消防本部佐藤総務課長から消防本部及び消防団の沿革並びに震災時の対応についての説明がありました。

 震災による消防団施設の被害状況は、全壊が11棟、一部損壊が36棟、合計で47棟もの被害を受けました。震災直後は警戒広報や避難の誘導、その後は消火活動、救出救助活動、行方不明者の捜索活動並びに避難所への給食・給水活動など多岐にわたる活動を実施しました。活動の中で一番苦慮したことは、携帯電話の通話ができない事であり、無線の必要性、また、自主防災組織との連携など、日頃の訓練の重要性を話して頂きました。

続いて、管内の薄葉地区へ移動し津波被害場所を視察しました。未だに家屋の土台しかない跡や海沿いに建てられていた消防団の詰め所は、ホースポール及び防災無線用の電柱のみが残っているなど自然災害の爪痕を実感しました。

 
いわき市消防本部にて研修   いわき市消防団と川越市消防団
 
     
 消防団詰所跡(すぐ右手が海岸)
(薄磯地区)
    津波被災状況視察
(薄磯地区)
 
 
 

(2日目)

 川越市と姉妹都市を結んでいる棚倉町を訪れました。棚倉町消防団の編成は、本部、女性消防団、ラッパ隊、6分団(31班)で360名の団員で活動しています。

 研修場所は、町のリゾートスポーツプラザ「ルネサンス棚倉」で開催し、初めに原消防団長から挨拶を頂きました。続いて棚倉町役場職員の佐川係長より、町の概要並びに消防団の活動についての説明、又棚倉町が属する棚倉消防署の薄葉署長より広域消防本部の概要並びに東日本大震災での被害状況等についての説明を頂きました。

 
ルネサンス棚倉での研修   棚倉町消防団と川越市消防団
 
 
 視察に際し、御教示いただきましたいわき市消防団、いわき市消防本部並びに棚倉町消防団、白河地方広域市町村圏消防本部の方々に深く感謝申し上げます。
 川越市消防団は、今回の行政視察を参考にし、大規模災害時に対応するための課題・検討を行っていきます。


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