川越市水防演習を実施 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日時:平成23年 8月 7日(日) 場所:上戸運動公園(荒川水系入間川 上戸側) |
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川越市水防団は、出水期にあたり水防団員の士気を高め、作業能率の向上を図り水防体制の整備を行うとともに市民に水防に対する理解と協力を求めることを目的に水防演習を実施しました。 フィリピン沖で発生した台風の接近に伴い、荒川の水位が最高となり、はん濫危険水位を超えるものと予想され、荒川水系の入間川の堤防が危険な状況になる恐れがあるため水防体制に入る必要があるとの想定で訓練が開始されました。 水防管理者の川合川越市長からの本部長指令により安全帽、救命胴衣、命綱(ロープ)を装備した水防団員が消防ポンプ車に分乗し、サイレンを吹鳴しながら緊急走行で演習会場に入場して準備工(土のう作りなど)と水防工法(木流しなど)の演習が安全かつ迅速に繰り広げました。 また、市内の河川の水位情報収集を川越地区消防関係アマチュア無線局非常通信協議会の参加協力を得てアマチュア無線を使用した情報収集訓練も行われました。 川越市水防団は、市民の皆さまから水防団(消防団)活動に対して御理解と御協力を得ながら地域防災・減災を図るために活動していきます。 水防工法について 1.竹尖げ (写真−@) 竹の先端を尖らせ、土に突き刺し易い形状に加工します。竹は、五徳 縫い工法や表むしろ張り工法などで使用します。 2.杭拵え(写真−A) 杭に使用する丸太の先端をとがらせ水防工法に使用します。 3.土のう作り(写真−B) 土のう袋に土を入れ袋の口を縛ります。土のうは、積み土のう工法や 月の輪工法などで使用します。 4.木流し(写真−C) 木におもし土のうをつけて、川の中に流し堤防に当たる流れの勢いを 弱めて堤防の表法面の土が削り取られるのを防ぎます。 5.表むしろ張り(写真−D) 水の流れで堤防が削り取られたり、水が漏れたりしないように防水シート (マット、畳、むしろ等)を張って堤防を守ります。 6.五徳縫い(写真−E) 堤防に入った亀裂を竹とロープを使って縫い、竹の弾力によって亀裂が 広がるのを防ぎます。 7.月の輪(写真−F) 堤防の裏側の水が噴き出した部分に半円形状に土のうを積み重ねて水 を貯めることで水圧を弱めて漏水口が広がるのを防ぎます。 8.積土のう(写真−G) 堤防の上に土のうを並べすき間に土をつめて積み上げます。これを杭で 押さえ水が堤防の高さを越えてあふれ出すのを防ぎます。 ※川越市水防団について 川越市水防団員(第一要員)は、川越市消防団員が兼務しています。 また、川越市水防団員を兼務している川越市消防団員のほかに荒川、入間川等の 河川流域の自警消防隊員(自治会組織)等が川越市水防団員(第二要員)として 活動をしています。 |
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